fate/zero、アニメ第二期の放送がとうとう終わってしまった。
 
物語自体が、アニメにもなったゲームfate/stay nightのスピンオフであり、そこに至るまでの物語であるため、どんでん返しがあるわけでもなく、予定調和に終わりを迎えた、わけだが…。そんな点はどうでも良く、面白かった。登場人物の魅力やスケール、戦闘のダイナミックさや美しさ、実に引き込まれたねぇ。

特に好きなのは、主人公の外道っぷり(さすが虚淵!)。彼の気持ちと選択が、私には理解できるよ…。
 
BD-BOX、もちろん(1期に続いて)予約した。
 
で、このアニメは原作が小説(全6巻)と言うことで、こちらも購入して読んだ。途中からは、アニメを先に観るか、小説を先に読むか、という選択だったのだけど、アニメを先に。
 
映像が先か、文章が先かって、よく悩んだものだが、映像を観ておくと、文章を読んだときに、脳内で保管されるので、気持ちいい。で、説明が不足している部分が、文章を読んだときに補完される。(まぁ、逆なら逆で補完の順序が逆になるだけだろうけど。)
 
ということで、小説の方も、実に堪能した。映像と音声が、脳内自動再生されるからな。そして、心中・行動・物の解説がされるので、勘違いしていたところ、ぴんとこなかったところがいろいろ腑に落ちた。
 
そうか、そうか。戦争(戦い)、生き様が相容れない人たちを描き、その意味を問う物語であったか。
 
ライダーに魅了された人が多いようだし、たしかに、魅力的なのだけど、それでも…、セイバーの生き様はすばらしいよ。ライダーは、その歪み、呪いに怒っていたが、多くの人から権力を預かる人っちゅうのは、そうでなきゃならんのでしょう…。
 
そして、これで楽しみを一つ失ってしまったわけだが…。ゲームの方をやりますかねぇ。(ま、買ってあるんだけど、18禁の方で。)