映画『おおかみこどもの雪と雨』、観た。
 
映画…。昔(北大時代)は、自転車で行ける場所に映画館がいくらでもあって、実験の合間、夜の安い回などを結構観に行っていたのだが、最近はめっきり観に行ってない。ということで、久しぶりに観た映画だな。
 
ちなみに、細田守監督の作品は好きで、「時をかける少女」、「サマーウォーズ」はDVDも買っている。ということで、期待して観に行き、実に期待通り、否、それ以上に心に入った。
 
かわいくてアホの子なおおかみこども、美しい風景の中を駆け回るこども達、それはもちろん素晴らしいが、なんといってもテーマがよい。
 
おおかみこどもである雪と雨。狼と人間という二つの面を持つ二人。それぞれに苦しみながら自分の道を見いだし、周りから認められ、生きていく。それは、亡くなった父、おおかみおとこが望んだこと、母に託したこと、母が望んだこと。
 
見事に収まるところに収まって、実に気持ちよかった。
 
それにしても、おもしろいと思うかどうか、分かれる作品なのだなぁ。

こんな終わり方で良いのか?まずは盛り上がりもないし、問題の何も解決にもなってないし、何か幸せ的な物を手に入れたのかも解らなかった。
という意見もあるのか…。
 
どう感じるかは人それぞれなので、どう思おうと勝手なわけだが、なんか不思議だ…。