久々に反応をかけた。
引越し後のばたばたが落ち着き、日本ではありえない怠慢さを発揮していた試薬も届き、測定の方も一段落したがゆえ。
conventionalでつまらない反応だが(仕事だからねぇ)、反応を仕込んでいると、心が活性化する(私として初めての反応だし)。
とか思っていたら…、おぉー、なんでツースポットなの!?
こんなの、分離できないって(やろうとすると分解する)。そもそも、一方は何?試薬が悪いんじゃないか?
うーん、このスポットの近さはジアステレオマーっぽい…。けど、ほんまかいな。
ほら、あそこに不対電子があって、だから実はキラルだって、昔読んだろ。
嘘くせーなー。大体、それじゃ、スペクトルが大変なことに…。
とか思っていたら、ちゃんと、スペクトルでジアステレオマーが確認されることが記述されていた。そうか、そうか。とすると、えらくきれいな反応だな。分離も楽だし。もうすこし、分解物が見えるのかと思っていた。広く使われるわけだ。
しかし、これ…、物性見るとき、考慮しないといかんな…。