ま、どうでもいいのだけど。
なにが問題なのか、よく分からないのだけど。(8.4
「引用が間違っていて、その間違いに基づいて議論している」という点と、「内容そのものに対する疑問」の2点かな?


引用している概念が、クーンの提唱したモノかどうかは私には、全く分からないのだけど、私の視点では、じつにしっくりくるな。


科学は、天才(または偶然)により「新しい世界、概念が開かれる時」と、そこに人がわっと集まって、「精密化・詳細化がなされる時」に分かれるだろう。それを「革命科学」、「通常科学」と呼ぶのは自然じゃないかな。


そして、ほとんどの人は、「通常科学」に群がる。とーぜんだよ。だって、「革命科学」の方は、下手をしたら(というか、ほとんどは)成果が全く出ないのだから。それは職業的研究者にとって、大きすぎる冒険になる。だが、そんな中でも、研究する手法・機器が無いにもかかわらず、「やってやる!」と、新しい手法・装置を開発しながら挑む人々がいる。それが「革命科学」に携わる人たち、ってことでしょう。


そしてそして、「通常科学」に群がっている人たちは、自分の「独創性」を強く主張する。でも、前述の視点からすれば、それはやっぱり、「精密化」なのだけど、彼らはそれを自覚していない、ってことなんじゃないのかな。


まぁ、こんな事を書いている私も、はげしくかんちがいしている人なんだろうねぇ。クスクスクス。


(誰でも分かると思うけど、以上の考えは、寺田寅彦に大きく影響されています。あ、もちろん、責任転嫁でなく、全ての文責は私にあります。)