パリ、4日目。
朝から、RERでベルサイユへ。最寄りの駅から、40分ほどだったかな。(週末は便が少なく、30分に1本。)
この時のRER、行き先が分かれていたので、「どれに乗ればいいのか確認する方法」を本腰を入れて調べ、ようやく知ることができた。結局、壁に時刻表が貼ってあり、それで乗る列車の時間、ホーム、コードを確認する。で、そのホームへ行くと、来る列車のコードが表示されるから、それに乗る、と。こう書くと当たり前に見えるが、えらく苦労した。初めは、ホームにある列車コードの表示にも気づかず、気づいた後も何を意味するのか分からず(終点・方向の名前とかでは全くない)、「なぜホームに情報がないのか」とウロウロしていた。その時刻表を見つけてからは、まぁ、スムーズだったが…。「おぉ、なるほど」、ってかんじ。」ちなみに、駅によっては、「沿線の駅名がズラッと表示され、そのうちでランプが点灯した駅に止まる」というシステムもあった。あれなら、すぐ分かったのだけどねぇ…。
駅から宮殿へ、徒歩数分。途中、インフォメーションへ寄ろうとしたが、閉鎖中。冬はやっていないようだった。(後、まさしく夏向きの観光地であることを知る。)
まず、宮殿内をてくてく。
ついで、庭園を散歩。「地球の歩き方 フランス」に載っていた「ルイ14世おすすめルート」をたどる。(地球の歩き方、当然、ぶっとくてポケットにも入らないので、パリ市内では地図(仏)、並びにポケットガイド(英)を愛用していた。が、それらは当然ベルサイユをカバーしていないので、こいつを。)途中、同じく地球の歩き方を持ち、同じコースを歩いている人を見かけた。考えることは…。
で、庭園。きれいだし、広大(特に、運河には驚いたよ)で、気持ちがよいのだけど…。所々に、カバーをかぶった台座がある。初めは、「ライトアップ用の照明で、冬は使わないんだろう」とか思っていたが、こいつらはすべて像だったようだ。それに気付き、がっかりしながら歩いていると、さらに、見所の多くが閉鎖されていることまでが明らかに!ちょーがっかりっす。冬は、価値半減どころか9割引認定(ガイドには載ってないよなー)。
それでも、宮殿から見た運河の方向は見事。冬は、気合い入れて歩かず、さらっと回るのがいいのでしょう。
で、宮殿の外のスタンドでクレープ(卵・ハム・チーズなどが入り、立派に軽食になる)を買い食いし、再びRERでパリへ帰還。
その足で、再びルーブルへ。翌日はオランダ・フランドル・ドイツ絵画全体が閉鎖となるため、どうしてもそちらへを回らなくては、と(実は、夏、見逃した区域でもある。まさにその月曜日の閉鎖のため)。
あぁ、クラナハ、ホルバイン。ルーベンスフェルメールレンブラント、ステーン、ダウ、………。
これらを3時間ほどで鑑賞した後、閉館までの残った1時間弱ほどで、メソポタミアをざっと回る。
この日は、「夜にシャンソンを」という希望もあったのだけど、何せ一日歩き詰め。それでも、とポンピドゥーセンターへ向かったが、しんどいのであきらめ、飯を食って帰る。