そして、その後、「せっかく京都まで出たのだからさらにどこかの美術館を」と思い、京都国立博物館へ。
実は、美術館なんぞへ行ったのは、欧米しか経験が無くて、で、特に欧州で感激し、日本の美術館も行きたいと思っていたのだった(こんなに早く、というか早くても遅くても、「かなってしまう」のは悪い意味で予定外だったのだが)。で実際、先日、帰国した際には東京国立博物館へも行っていたのだった。
結論は、碗だの壺だの仏像だの蒔絵だの根付けだのはよい。(今回で思い出したが、そう言えば相棒と京都で仏像などを喜んで見て回ったことがあった。向こうにいるとき、日本の美術ってどうなのだろう、と思っていたが、考えてみれば楽しんでいたのだな。)
とにかく展示品が少ないと思うけど。特に天目は美しかった。
東京国立博物館よりも魅力を感じたが、それは体調依存かも知れない。あの時は、機内で全く眠れなくて、博物館では眠さのピーク。ときどき椅子に座って睡眠を取りつつ回ったからなぁ。体調のよいときにまた行きたい。それにしても、あの時、損保ジャパン美術館ブリヂストン美術館へ行き損ねたのは痛恨である。
おぉ、そして今回の発見。博物館は、収蔵品を、それが目玉商品であったとしても展示しているとは限らない。というか、ほとんど展示していない。で、展示品は、時々交換されている。たぶん、みなさん、何を今更、と思うでしょうが、初めて知って、びっくりした。美術館・博物館、っていうと、「どこどこに、何々という作品があるから、要チェック」というものだと思っていたので。
今回は、「雪舟天橋立図があるはずなんが…」と探し回り、職員の方に尋ねて初めて知った。
だから、現在のラインナップを調べて、観たいものが展示されているときに行く必要があるようだ。
ちなみに、天橋立図は、先日までの特別展覧会で展示されていたが、現在はなし。が、この先の特別展覧会、神々の美の世界で展示されるそうな。