お返事、ありがとうございます。で、さらにすこし。
 
1の後半のこと。「全て並列」の立場から反対する視点によって、「いないだろうと」書いた訳ですが、まさに、ご指摘のナショナリズムに思い至り、「いや、いるのか?自信がなくなってきた」になっていたのです。が…。さらに思うに、やはり、こうは「表明しない」ですよ、きっと。腹の中でなんと思っていようと。
 
帝国主義」に反対する以上、「自国語帝国主義」を表明してしまうと、自己矛盾を起こしてしまいます。
 
もちろん、「某侵略戦争」や「某正義の戦争」の理由が、「俺たちに大きいパイをよこせ」ではなく「解放」であったように、実際の欲望をきれい事で覆う連中はいると思いますが。
 
と、いうわけで、隠れ蓑とする連中がいるであろう、ということには強く賛成いたします。
 
さらにうがった見方をすれば、「そう公言する連中」がいた場合、それは、「並列の立場の人々とその連中を故意に混同」し、「反対する連中も結局は帝国主義じゃないか」と、攻撃するための帝国側の戦略、とか。
 
それにしても…。例えば、独立を求める人々が、内部では独立を抑圧したり。抑圧と被抑圧の入れ子構造。手塚治虫が見事に描いておられますが、人間は悲しい生き物です。