図書館戦争図書館戦争』(有川浩 著、メディアワークスISBN:4840233616
 
 
 
 
 
『華氏四五一度』を、『R.O.D』を愛する人に、是非読んで頂きたい(いや、だいぶ違うから)。
 
さて、『空の中』で、すっかり私のお気に入りとなった有川浩の作品。新刊かと思って喜んで買ったのだけど、2月には発売されていたのですね。まぬけである。
 
今回は、自衛隊ではないものの、やはりドンパチ。「メディア良化法」により検閲が合法となった世界。検閲を行うメディア良化委員会と、「図書館の自由法」をもとにこれに対抗する図書館。双方が強力に武装し、戦闘を行う。
 
物語は、「本を守る正義の味方」たる図書隊にあこがれ、図書館の実戦部隊に配属された女性の、訓練や実戦を通した、成長・理想と現実の間の葛藤・ラヴ(か?)が語られる。
 
純粋で、(単純なほどに)まっすぐな主人公を、ある時は導き、あるいは惹かれる魅力的な登場人物たち。大好きな味付けです。よきかな。